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創作楽器

創作楽器 [Creative Musical Instruments] 木や竹など身近にある素材で作った不思議な楽器です。手やバチでたたいたり、指ではじいたりして奏でられた音を通して、体験者がお互いにコミュニケーションをとり、「音の会話」へと導いていきます。

多田 広巳

1945~ 青森県弘前市出身。 画家を目指し、美術学校卒業後、イラスト レーターとしてデザイン事務所設立
1980~ 「音」の世界に興味を持ち、自宅で創作楽 器を作り子供達を中心として製作指導開始。作風は音のオブジェ等の難解な芸術作品の制作だけでなく、どこにである素材を使い 、手軽に作れ、演奏できることが特徴である。現在は東京多摩市文化振興財団「パルテノン多摩」の音具ワークショップ選任講師として活動、北海道富良野市に工房兼ショップを開き、意欲的な創作活動をしている。著作「手づくり音遊び」などがある。
1982 六本木WAVE音具作品展
1986 伊東屋「サウンドオブジェ」展ながの東急百貨店「音の出る道具たち展」
1987 多摩市パルテノン多摩「サウンドトイ展」「パ ルテノン多摩」音具ワークショップ選任講師
1988 吉祥寺とうきゅうにて作品展
1989 名古屋市庄内緑地公園サウンドオブジェ「木の風鈴」製作、茨城県総和町ネーブルパ ーク「大地の広場」音具製作
1990 国際花と緑の博覧会・咲くやこの花館音製作
1992 各地小学校・養護学校で「音」「リズム」によるコミュニケーションの試み開始
1994 国立市福祉会館にてワークショップ開始。 富士市まちづくり月間行事「音とまちづくり」 に参加
2007 没

「感覚をあそぶ」自然界にはさまざまな音(振動)で満ちあふれています。ほとんどはノイズ(雑音)と言われているものです。中には、ステキな音(振動)もいっぱいあります。意識の向け方によっては十分楽しめるものです。「音遊び」の世界です。好きだったなつかしの曲(音)を聴いて昔の自分がよみがえる。川のせせらぎや鳥のさえずりの音(振動)にやすらぐ。聴覚は五感の中にあって想像力や精神に直結しています。想像力や精神をしなやかにしていく道具、それが「音遊具」です。プリミティブな考え方で、木や竹や自然素材の響きをとり入れ、「たたく」「つまびく」といった、より簡単なならしかたによって、触覚からでも振動(音)を感じとるようになっています。あらゆる音は振動です。単に振動するのではなく振動させる(響かせる)ことによって音表現・・・音の会話へとつながっていきます。五感覚にとどまらず六感(直感)も目をさます。音遊び、そして音空間の共有、音セッションの始まりです。