常設展示・作家

  • サークル・ン・サークル

サークル・ン・サークル

体験者の手足の回転運動が、直径3.2mの車輪の回転と、チョークの上下動とに変換され、曲面となっている壁に任意の線を記録していきます。体験者の運動感覚が記録となり、その繰り返しによる無数の線はアートになっていきます。

福井 裕司

身体装置A [circle'n'circle]
サークル・ン・サークル

1967 宮城県出身
1991 東京芸術大学美術学部建築科卒
1993 AAスクール ディプロマ取得(英国)
1994 ロンドン大学 大学院修了 (英国)
1997 東京芸術大学美術学部建築科助手
2000 東京芸術大学美術学部建築科非常勤講師
文化女子大学造形学部住環境学科非常勤講師
現在 東京芸術大学教育研究助手
首都大学東京非常勤講師
四谷アートステュディウム非常勤講師
東京電気大学非常勤講師

主な活動、作品
1996~「灰塚アースワークプロジェクト」/広島
小さな美術館「回転窓」(1999)、「digahole」(2000)、「知和大橋高欄デザイン」(2002)、「spinning bench」(2003)など。
2002 RMIT+GEIDAIデザインワークショップ/東京
2002~「和の生活」展/岐阜
2004~里山アート遊園地「spinning bench/wire sound」/新潟
2005 「radcndrebad」/神奈川

日常の生活がある限り、「物質」的なものは相変わらず説得力がある。今回の作品では、「物質」的なものと「身体」が互いに絡み合って生活世界にとけこんで いくという状態を各自「感覚」を通して体験できるのではないか。世界は徐々に複雑になってきたようにも思われるが、そんなことはないのかもしれない。世界 は素直であり、たまに間違ったりするのではないか。